四十代半ばでAGA治療を決意した私が治療を開始してから半年間で体験した身体と心の変化はまさにジェットコースターのような日々でありこれから治療を始める同世代の方々にとって参考になるリアルな記録をお伝えしたいと思います。治療初日医師から処方されたフィナステリドとミノキシジルの錠剤を飲み始めた時は期待と不安が入り混じっていましたが最初の変化は予期せぬ形で現れました。それは服用開始から三週間ほど経った頃に訪れた初期脱毛と呼ばれる現象で洗髪のたびに手に絡みつく抜け毛の量が以前よりも明らかに増え排水溝が黒くなる光景を見て薬が合わないのではないか逆にハゲてしまうのではないかという恐怖で夜も眠れないほどでした。しかし医師から事前にこれは新しい髪が生えてくるための準備期間であり古い髪が押し出されている証拠だから心配ないと言われていた言葉を信じ鏡を見るのを控えてひたすら薬を飲み続けました。そして一ヶ月半が過ぎた頃ようやく抜け毛が落ち着き始めると同時に額の生え際に産毛のような細い毛が無数に生えているのを発見した時の感動は今でも忘れられません。それはまるで乾いた大地に新芽が芽吹くような生命力を感じさせる光景で私の心に希望の灯がともった瞬間でした。三ヶ月目に入るとその産毛たちは黒く太く成長し始め触った時の感触が明らかに変わり以前のペタッとした感触から指を押し返すような弾力が生まれセットをする際にもドライヤーで乾かすだけでふんわりと立ち上がるようになり毎朝のスタイリングが苦痛から楽しみへと変わっていきました。そして半年が経過した今私の頭皮は見違えるほど改善し頭頂部の透け感はほぼ気にならないレベルまで回復しました。久しぶりに会った友人からは何か若返ったなダイエットでもしたのかと聞かれ髪が増えたことには直接触れられませんでしたが全体の印象が若々しくなったことを証明してくれました。この半年間で私の内面にも大きな変化があり髪が増えたことで自分に自信が持てるようになり背筋が伸びて歩くようになり人との会話でも相手の目をしっかりと見て話せるようになりました。四十代という年齢で身体的なコンプレックスを克服できたという成功体験は仕事やプライベートにおける他の課題に対しても前向きに取り組む意欲を与えてくれました。もちろん毎日の服薬や定期的な通院は手間ですがそれ以上のリターンを得られたと確信しています。治療開始前の不安や初期脱毛の恐怖は今となっては笑い話ですがあの時勇気を出して一歩を踏み出した自分を褒めてあげたい気持ちで一杯です。四十代の半年間は決して短い時間ではありませんが人生を変えるには十分な時間であり私の体験が誰かの背中を押すきっかけになれば幸いです。